ダブルスに全く不向きなふたりでミックスペアスクランブル選手権に参戦したところ

コラム
2017.05.02

こにちは、リサオです。

 

さて、見事に散ってまいりました(笑)。散る気がしてたけど散ったら悔しいミックスペアスクランブル予選。

 

会場は八千代ゴルフクラブ

なんか、地面が、濡れてませんか。

 

いえす。雨です。

途中でやんだけど朝のうちはなかなかの冷たい雨でした。

 

そして、歩きです。ぬぬぬ、波乱の予感。

 

男女ペアなのでティーグラウンドはそれぞれ。なので、毎回男子が先に打つことになります。つまり男子がしくじると女子にプレッシャーがかかります。ということはつまり、しくじれない男子にもプレッシャー。

うわはー!おれ、やっちゃったよ、の顔(笑)。これは後半スタートホールだども。

 

われわれ10番スタート、ティーショットはフェアウェイに行ったわたしの球が採用されて、2打目はグリーンからこぼれてカラーに止まったT島の球を採用。流れる不穏な空気。。。。。

(写真はイメージです)

 

しかし、そこでなんとT島がチップインバーディをスコーンと決めてくれるではないですか!
火を噴いた赤いスパイダー。

てかこの刺繍ってカンガルーかな。ジェイソン・デイの故郷オーストラリアのセアカゴケグモの色=赤ってのは知ってたけど、カンガルー?クモのくせに?オーストラリアっぽいから?まあ、可愛いからいっか。

 

そんなこんなで、波乱かと思われた幕開けは一転

にゃー!おれたち噛み合っとるかもー!ええやーん!








まあ、そんな時代もありましたわ。

 

結果、カットラインは1オーバー。そしておれたち4オーバー。って、予想はしてたけどやっぱりレベルは高かった。

 

これ、大会結果です。みんな上手やわー。

 

や、とはいえ、前半後半ともに2オーバーっていうのは、条件的ハンデだの性格的ハンデだの(後で説明します)いろいろ抱えてる我々としてはだいぶ頑張った結果なので、本人たち的には「ふー、どうにかこうにか」って感じだったんです。もちろん悔しいけどね。もちょっと頑張れたはず!って思うけどね。だがしかし、ハーフターンのときに同じく出場してる知人に「どう?」って聞かれて「2オーバー」って答えたら、すんごい微妙な表情をされまして、ああ、お呼びでない、と理解したわけです。

 

スクランブル大会って思ってたけどスクランブル競技だったみたい(笑)。それならみんな真剣なのは当然。われわれもあわよくばってスケベ心は一応もってたんだけど、そこまでの気迫はない。ただ、そう思っててもなんだかモヤモヤするのは、これでは上手なひとしか参加できないよなあって思うから。スクランブル形式は初級者にこそ恩恵があるような気がするのに、初級者にとっては敷居が高いに違いないって思うんです。だからほんとは、上級者によるモーレツアンダー合戦と、そのほかに、初級者が生まれて初めてバーディパット決めたり、むやみやたらに期待されたり褒めちぎられたりする機会としてのスクランブル、2種類あればいいのになってずっと思ってました。それは何年か前、もっとずっと下手なときに仲良し女子4人でスクランブルの大会に参加したときから思ってた。

 

スクランブル大会ってすっごい楽しいけど、へたっぴはちょっと肩身が狭いよねって。
 

当時、4人ともダボペースレベルだったので、ダボの「6」から「ダミアンズ」って名前つけて。あの、オーメンって映画に出てくる悪魔の子ダミアンは6月6日午前6時生まれで、頭に「666」のアザがあるんです。というわけでダミアンズ。
 

業務連絡、市川代表、ネーミングっていうのはこういうのを言うんです。深く深く反省してください。
ヾ( ゚д゚)ノ゛フンガー
 

で、ダミアンズ、まあ下手なんで結果は別に求めてなかったし、実際、ラウンド中はもう楽しくて楽しくて、個人競技のはずのゴルフでこんなにみんなで一体感を持って一喜一憂できるなんて、すっごいしゃーわせだねー出場してよかったねーってみんな大喜び。もちろん結果はダントツのビリで、スコアはたぶん80いくつ。でも80台なんて誰も出したことなかった時代なので大満足でした。ただ、その話をスクランブル経験者にすると、戦略的に女子4人じゃどうにもならないよねーって言われる。「戦略的にはさー、飛ぶ男子3人に、レディスティーから打つアドバンテージのある女子の組み合わせがいいんだよー」とか講釈を垂れられる。いや、キミに助言は求めてねーけど。だけど、そう言うってことは、そうか、みんな楽しむためじゃなく勝つために出るのか。ほんわか楽しみたい子はどこに行けばいいのかなって迷子になるじゃん。

 

そしたらやっと、どうやらそういう子のために、ゴルフライフさんがなにかイベントっぽいことを考えてくれてるみたい。よかったわ。みんなにスクランブル経験してもらいたいんです。普通のゴルフと全然違うし、いろいろ得るものもある。なによりなんかわいわいしてて楽しい♩ただ、おススメは4人のスクランブルです。ペアスクランブルはちょっとハードル高いかも。ペアは上手なひとのほうが楽しめると思うわ。性格の向き不向きもあるし。

 

今回わかったのは、4人のスクランブルならば、チームワークとか、大丈夫大丈夫なんとかなるから心配するな的な思いやりとか、ファイトいっぱぁーつ!的な雄叫びとか、そういういろんな要素があって、基本的にアゲアゲなんですよね。よっしゃー次いこー!って感じがあるの。でも、2人だと、ひとつのミスが直接結果に結びつきすぎて、責任が重すぎて、サゲサゲになっちゃう危険性がある。これは性格によるんでしょうが、とりあえずT島とわたしにはチョー向いてなかった(笑)。なぜなら、おれたち、こう見えてわりと生真面目で、人に迷惑をかけることを極端に嫌うタチだから。たとえばわたしは昔テニスやってたときダブルスの試合で「ドンマイ」って言われるのが怖くて怖くて仕方なかった。だってきっとドンマイなんて思ってないもん。「ちゃんとやれよ!ばか」って怒ってるもん。ごめんなさいごめんなさい役に立たなくてごめんなさい。そういうメンタリティ。T島もたぶん同じ。おおらかじゃないんですよねー。そしてムダに責任感がつおい。それなのにT島の口癖が「ドンマイ」なんだけど(笑)それはさておき。

 

最初に書いた性格的ハンデってのがこのあたり。いちいち相手に対して申し訳ないって思っちゃうとこ。そこいくと同組でまわった(同組だけど敵の)大蔵ゴルフスタジオ代表の市川氏なんて、曲げてもシャンク打ってもぜーんぜんへーきだもん。ペアの相手に謝るでもなく「あれえ?」とか言ってる。おれにシャンクうつしても「あはははー」ってウケてる。こういうひとが強いんですね。試合向きのひと、目の当たりにしました。そしてイラつきました(笑)。ヤツは1オーバーでまんまと決勝進出です。

 

あと、性格的ハンデというか性質というか、ふたりともが感覚派なので、パターのとき、どっちも先に打ちたい問題が勃発しました。普通は誰かのパットを見てタッチやラインを参考にするもんなんだけど、われわれはひとのパットをじっと見ると自分の感覚が死んじゃうからできれば見たくない。最初のうち、そのへんがわかっておらず噛み合わず。T島のレッドスパイダーかもーんは火を噴いてたし、わたしのおニューなパッティングスタイルも調子よかったのに。で、途中で気がついた。そういえばわたしは基本いつなんどきも気が散っていて、パットやショットを放つ一瞬だけ集中するタイプ。なのでT島に先に打ってもらって自分はそんとき他のこと考えてよう。

 

たとえばこの季節やたらにグリーン上にいるカナブンのこととか。

藤棚と蜂の関係性とか。

藤の花が咲くとミツバチやクマンバチが集まってくるんですよね。ここに2匹いるのわかるかな。これはたぶんクマンバチ。黒くてでっかくて羽音もおっきくて、一見こわいけど刺したりしない子だからぼんやり眺めててOK。

 

T島が打って、もし入らなかったら「おまえの番じゃ」って声がするから、そしたらガバっと起き上がってスタスタ近づいてってエイヤっとパットする。その作戦を編み出してからぜーんぶ入った。いとも簡単に。

わっしょいわっしょい。

祭りだわっしょい。
あ、このポロシャツ、市川代表が大騒ぎして実現したペアルックです(笑)。ボタンの素材や色がみんな違ってるとかニクい演出されてて、プリントのディテールも可愛いかった。サラサラとした動きやすい素材は吸汗速乾、UVカット加工もされてるらしくて、ほんと着心地よかったです。軽かったし。ありがたやー。セントクリストファーってブランド。テニスウェアのイメージが強かったんだけど、なんのなんの、可愛くて機能的なゴルフウェアいっぱいありましたよー♩

 

あ、それで、ええと、T島が打ってるの見ないで、まるでペア戦じゃないがごとく、いつもの自分のペースでパッティングしたらうまくいったと。ほんとにそっからスコスコ入ったんです。ペアだからってなにか特別なことしようとしたのが間違ってたんですね。特別なことなんてできるはずないのに。よかったわーそのことわかって。でもその作戦に気づいたのは後半の後半なのよね。あああ、ざんねん。

 

てか、ダブルスにまったく向いてないふたりがよく頑張ったと思うの。誰もほめてくれないから自画自賛するけど。しかも感覚派ってとこ以外にもすごい似たタイプなんだから。お互い持ち球はフックで、だから嫌いな景色も同じ。つまり同じホールで同じミスをしがち。カバーできない。支え合えない。手に手を取り合って堕ちるだけ(笑)。

 

あと、今回はレディースティーのアドバンテージがあんまりなくて、わたしがパーオンする可能性が低く、2打目はT島頼みって場面も多かった。硬いグリーンがこれまた厄介で、たぶんほとんどパーオンしてないはずで、死にものぐるいで拾った感じ。拾いきれなかったけど。あと、スクランブルってティーショットの回数にシバリがあって、今回はそれぞれ7回必ず選ばなきゃいけなかったんだけど、T島が珍しく不調で、なかなか選べない。もちろんわたしもミスしまくってたけど、ティーショットだけは安定してたんです。でも先に調子いいひとのばっかり選んじゃうと、もうひとりにどんどんプレッシャーがかかってしまうので、いつ誰のティーショットを選ぶか、その采配が勝敗を決めるといっても過言ではないのです。

 

たとえばこの写真は、わたしのティーショット着弾点から振り向いてT島のそれ。距離がこんだけ違ってもT島の球を選ばざるを得ないシチュエーション。でもT島の球を選ぶと残り距離的にわたしは絶対にパーオンさせられない。苦渋の決断ってやつです。4人いればオプションは増えるけど、これが2人でやるスクランブルの厳しさ。

 

なので、スクランブル、4人のには出たいけど2人のは全然向いてないし、もういいかなって思います(笑)。もともと自己責任の1人が好き。ミスは自分のミスだから自分に怒ってれば済む。だから気が楽。4人のスクランブルについてはお祭り感があって楽しいし、4人が調和すると思わぬ結果が導き出されれたりラッキーに結びつくことも多々あって、意外性に満ちてるところが好き。

 

今回の経験から言える、ミックスペアスクランブルの攻略法は、まず、男子は飛距離が出ることが絶対条件。試合ってなんでもそうなのかな?飛距離のアドバンテージってすごいんだなー。今回同組の市川代表の圧倒的というか異様な飛距離を目の当たりにして、ちまちま打ってるのがアホらしくなりました。あんだけ飛べば、やらかしてもなんとかリカバリーできるわって。やってらんねーよって(笑)。あとは、レディスティーの位置。女性がパーオンできるぐらいのとこに設置されてるかどうか。まあ男女とも飛ばし屋なら話は簡単だけど。

 

ぶっ飛ばしそうに見えないのに、実は見てるこっちが笑っちゃうぐらいぶっ飛ばすひと(市川代表)。
 

あとは、いつも通り、
ほとんど気が散ってるラウンド中に撮った写真たちをずざざざーっと。

 

千葉県八千代市にある八千代GCにはまだ桜が咲いてました。

うー、たまらん。

緑色に桃色のアクセントがすごい好きで。

なんか可憐な感じがするところが。

邪悪になりそげな風景もこの通り。

それ以外の色彩も美しかったです。

このコース看板、ウォーターハザードとバンカーがわざわざ掘ってあって、池はちゃんと波打ってるところが、すごい気に入りました。神は細部に宿るって言うもんね。

桜散るバンカー。

18番PAR3のティーグラウンドからクラブハウスを臨む。趣があります。

庭園風でかっくいい。

緑色に桃色アゲイン。

桃色をたくさん集めて浴びようとしてシッパイ。

シッパイして照れております。

再チャレンジで見事、桃色を浴びました。

ツツジも美しかった。

サツキツツジかな。白い花だと高原の風景みたいに見えるわー。

 

今回の闘いを終えて最も痛切に感じたこと、それは、「練習行かなきゃな」ってこと(笑)。パットはやっとコツを掴んだっぽいんだけど、ショットのコツはまだわかんないな。コツがわかんないってことは地道に練習しなきゃいけないってことだよな。あーあ、なんでいい感じのショットのことってすぐ忘れちゃうんだろう。反省しつつ、ぼやきつつ、では、また次回。

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