ストローク戦じゃないゴルフゲーム<前編>:マッチプレーとミゲルアンヘルヒメネスとライダーカップとPINGのパター

コラム
2018.11.26

こにちは、リサオです(=゚-゚)ノ

 

タイガー ウッズフィル ミケルソンのマッチプレーやってましたね。日本で放映される前に、現地アメリカで先に結果が出ていたせいで、事前に『何ホール目でどっちが勝った』まで懇切丁寧に情報が出まくっていてまんまとやられました。情報を遮断しとかなきゃいけなかったんだなー。「マッチプレーだから結果がわかってても経過を楽しめるよ」って意見もすごくわかるんだけど、何ホール目で決着ってことまで知らされてると、ああこれセーブするなとかわかっちゃうじゃん。教えてくれるならせめて勝敗だけにしてほしかった。おれのドキドキを返して。うっかり見ちゃった自分のせいとはいえ、久々に『ありがた迷惑』って言葉をずっしり感じた週末でした。それにしても賞金900万ドル(約9億9600万円)とは。競技人生を送るならアメリカに限る。そしてゴルフはマッチプレーに限る。

 

ゴルフを始めた2005年当時、住んでたマンションで何故かゴルフチャンネルが視聴できたのね。契約した覚えもないのに。でもそのおかげで今の自分がある。って大袈裟だけど、多大な影響を受けたのです。あ、ザ・ゴルフ・チャンネルというCATV局があったの以前。欧州ツアーがメインの。日本で観られなくなったのがほんと悲しい。お金払うからどうにか観られるようにしてほしいです。ゴルフネットワークは基本アメリカだしさ。で、その頃に欧州の選手の苗字と名前を上の句と下の句にした百人一首がもしあったら圧勝だったわ。ポールは悩ましいけど。マギンリーとケーシーとローリーでお手付き必至。って、オタク丸出しでごめんなさい。昔から名前覚えが悪いのに欧州の選手だけは頭に入ってたって自慢したかったの。それはさておき、欧州ツアー観てて惚れたのが、スペインはマラガ出身のMiguel Ángel Jiménez / ミゲル アンヘル ヒメネス(←公式Instagram)、またの名をメカニック。1964年生まれ。通算30勝。40歳過ぎてからのほうが勝ってるひとで、ちょうどわたしが見始める前の年から全盛期に突入。今でも強いんです。シニアツアーでもメジャー2勝をあげてるのです。それも今年、2018年。アメリカのリージョンズ トラディションと全英シニアオープン。54歳にしていまだ衰えず。脅威の柔軟性はこのストレッチのおかげかな。葉巻くわえてるとこがヒメネスらしい笑。

 

 

インスタに載せてるトミー フリートウッドとの絡みもたまりません。ヨーロピアンなまとめ髪の伝統が受け継がれているのでしょう。

 

 

まあとにかくサイコーにイカしたオトコなのです。なにがいいって、人生を謳歌してるところ。ゴルフスタイルにもそれがあらわれてる。とにかくなんでも楽しんでる。スキーで転んで右足の脛骨(けいこつ)を骨折したときも「復帰には3〜5カ月かかるだろう。ゴルフの調子はよかったんだけど、人生にはこういうこともある」って感じ。「そういうこと」の非常に多い人生(自宅で骨折2回とか)を送っている自分としては勝手に激しい親近感。英語だけど、彼の公式ホームページ見たらどんな感じかわかってもらえるかと。

 

ホームページの写真をちょこっと。

 

ね。イカしてるでしょ?

 

ヒメネスは、2年おきに行われる欧州vs米国の団体戦ライダーカップのかつての常連。賞金ゼロ、メンバーに選出されることが名誉とされる試合で、3日間、2対2のチーム戦(フォアボール/フォアサム)と個人戦で闘うんだけど、いずれもスコアを数えるストローク戦じゃなくてマッチプレー。ホールごとに決着をつけてくスタイル。プライベートなラウンドでやると楽しいよ。闘う相手が目の前にいると自分の別の一面が出てくる。集中もする。あと、パットもしっかり打てるようになる。でもそれはあくまで実力が拮抗してる相手とね。そうじゃなきゃ楽しくない。さて、ゴルフ元年の翌年、2006年のわたしは当然そんなことも知らず、どんな大会かも全然わかってなかったんだけど、たまたまゴルフチャンネルで観た第36回ライダーカップがキョーレツに楽しくて、一瞬たりとも目が離せなかった。あんなに真剣かつワクワクしながらスポーツを見続けたのは人生初で、そのときのコーフンと感動は今でもしっかり残ってる。結果は欧州チームの圧勝。欧州ツアーを観てたのもあるけど、選手たちの仲の良さとかキャッキャしてる感じがすごく微笑ましくて羨ましかったから自然と欧州を応援した。かたや米国チームはあくまで試合って感じで個人の主張も強い印象。今年、2018年の第42回ライダーカップも欧州チームが勝って嬉しかったけど、粒揃いの米国チームが全然噛み合ってなかったのは悲しかった。チームの闘いは別モノなんだね。チームワーク抜群の欧州組は大会前からキャプテンのトーマス ビヨーンにイタズラ電話したりと和気あいあい。

 

 

欧州ツアーは、試合であちこちの国や地域を共に渡り歩くから、当然選手たちの結束も強くなる。ゴルフ部の仲間みたいな感じかな。ヒメネスも米ツアーを主戦場にしようとして、ファミリー感がないのがイヤですぐ戻ったらしい。アメリカは多民族国家だけど、括りはアメリカ人だから、欧州のそれとはやっぱり違う。重要なのは『みんな違うのが当たり前』と思ってるかどうか。欧州ツアーの選手たちはその大前提がわかってるんじゃないかな。日本人にも難しいところだけど。たとえば東京の子と大阪の子は違うのに、同じ日本人だから特に努力しなくても同じ土台でいけるはずと思うのがシッパイの元。大昔にややこしい大阪の子と付き合ってたとき、きっとアメリカ人相手のほうがわかり合えるはずって思ったのが経験値。だから自分以外全員異国の子だと思ってかかるのが吉。欧州チームはわざわざそんなこと思う必要ないのがアドバンテージなんだろな。それにしても、2006年に見たルーク ドナルドやガルシア、ポール ケーシー、リー ウェストウッドあたりは垢抜けないやんちゃな少年だったのに、今ではすっかり成熟したステキな男性になっちゃってビックリだ。

 

リー ウェストウッドといえば、今年、欧州ツアー「ネッドバンクゴルフチャレンジ hosted by ゲーリー プレーヤー」で4年ぶりの優勝を飾りましたね。欧州ツアー通算24勝。元世界ランク1位だもんね。ほんとよかった。まだまだいけるね。

 

 

そういやウェストウッドはヒメネスと同じく、PINGの契約選手。パッティングの好調さが優勝につながったらしいんだけど、ウェストウッドが使ってたのが、日本では12月14日発売のSIGMA2(シグマ2)。しかも、ズボラなわたしが不届きな理由で特に気に入ってるFETCH

 

 

カップにピッタリの大きさなの。ボールが拾えるの。腰痛持ちの救世主。同伴者にこれでスポッひょいっと拾われたら「貸して貸してやらしてやらして」って騒ぐでしょ。もちろんそこが一番の売りってわけじゃなくて

 

やたらに『トゥん。』推しなんです。 発表会のご案内にも『トゥん。』としか書かれてなかったんだよね。もらったみんな「え。」って声出したと思う。

 

どうやら打音なんだけど、PINGのみなさんには『トゥん。』って聞こえたらしい。そもそも社名のPINGって最初の1–Aパターが『ピーン』って鳴ったからつけたんだって。『トゥん。』が認知されたらピンゴルフからトゥんゴルフになっちゃうかもーって言ってたけど大丈夫、ならないよ。どんだけの距離を打つかで音は変わるけど、わたしには舌を鳴らす音みたいに聞こえた。舌打ちじゃなくて舌鼓でもなくて、口の中で、硬口蓋(上あご)で舌を弾いて出す音。人それぞれ聞こえかたが違うってことで、なんて聞こえたかを報告する面白いキャンペーンやってます。店頭でもう試打できます。期間は来年1月6日まで。抽選でオリジナルグッズが当たるんだって。

 

ちなみにプロにはどう聞こえたか。商品の説明もわかりやすいのでぜひ参考にしてくださいまし。

 

柔らかいのにしっかり音がするから距離が合って感性が生かせる。二重構造のフェースがカギ。TR溝だから転がりも安定するんだって。久しく溝のあるパターを使ってないので興味津々。 外側の黒いのは消しゴムみたいなやわらかさのソフトPEBAX、内側はタイヤみたいなやわらかさのハードPEBAX やわらかさの違いかなりあります。

 

さっきも書いたけど、打つ距離によって音が変わるのが結構いい感じ。短い距離より長い距離のほうがしっかりカッチリ音がしてくれて自分の距離感とマッチする。普段、樹脂とかと無縁なクロノスのアンカーパターを使っているので、すごい新鮮で、こういうのも気持ちいいなって思いました。

 

あと、長さ調整機能もついてます。昔みたいにいかにも調整機能付きですよーって見た目じゃなくなりました。 刺さってるレンチで回して調整して外したら普通のパター。グリップが一緒に回っちゃわないのもナイス。

 

 

全10種類。試打のやり甲斐があるね。わたしはFETCHのことばかり見てしまうけどね笑。

著者

大隈 里砂(リサオ)

大隈 里砂(リサオ)

元インドア文学少女からの、遅咲き・狂い咲きゴルファー。フォトグラファーであり、イラストレーターでもあり、コラムニスト。アーティスト気質の視点は、一種独特の表現にゴルフ業界内でも多くのファンをもつ。その狂った?ゴルフへの愛情の一部をご紹介して行きます。

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