ゴルフ場はゴルフだけをするところにあらず。自然を愛でるべし!というわけで探鳥会を開催しました♩

コラム
2019.06.13

こにちは、リサオです(=゚-゚)ノ

 

コンペ参加者のみなさま、アルバム見ていただけましたでしょうか。まだというかたは大蔵ゴルフスタジオに連絡してチェックしてくださいませ。

 

さて、わたくし、一文無しになるほどゴルフにハマってしまう前は、完全インドアの文学少女でした。というより活字中毒か。そんな筋金入りのズボラでインドアなわたしが唯一ホクホク出かけてたのが『ペンギン会議』。いま、「へ?」って鼻で笑ったと思うけど、真面目な団体だから。ペンギンの飼育や研究に携わってるひとたちが研究発表したり、繁殖指導したり、チリで石油流出事故があったら洗いかた教えてあげたり。なんせ北半球で最もペンギンが多い国が日本なんですよ。てか、ご存じでしたか。野生のペンギンは南半球にしかいないのです。同じように、野生のホッキョクグマは名前見ればわかるけど北半球にしかいません。だからたまにペンギンとホッキョクグマが仲良く並んでるイラストとか見ると、我々オタクは「ケッ!」っと吐き捨てるのです。これ、許しがたい。ダメ、ゼッタイ ↓↓↓↓↓

 

 

まあ南米のひとたちからすると、ペンギンってのは普通にそのへんにいるやつらなので、特に『保護』とか『絶滅危惧種』とかいう概念は持ってません。たとえば、フンボルトペンギン。みなさんが水族館とか動物園で一番見てる確率の高い子です。

 

 

ちょいとウィキペディアからコピペしますが

 

 

野生種は2005年には約1万羽にまで減少したとされる。国際自然保護連合 (IUCN) のレッドリストで絶滅の危機が増大している「危急」 (VU – Vulnerable) に指定されている。またワシントン条約付属書Iに指定されており、取引が厳しく制限されている。南アメリカ沿岸地域の温帯に生息しており、日本の気候で飼育しやすいため、水族館や動物園で見かけることが多い。日本でもっとも飼育頭数の多いペンギンであり、飼育頭数は70以上の施設で1600羽を超えているといわれ、日本での飼育頭数が全生息数の約1割を占める。この数は世界的にみても大きな数である。飼育しやすい日本の気候に加え、孵卵器で雛を孵す技術や病気の治療法を確立させ、順調に繁殖させてきた背景がある。

 

凄くない?この広い世界で、ちっさい日本に1割いるって。ロマンですよ♡ この先、話が長くなるのではしょります。ええと、ペンギンが好きで、ペンギン会議ってのがあるって発見して、そこに所属したわけです。そんで、その、本職のひとたちと一緒にガラパゴス諸島に行くという僥倖に恵まれ、人生で一番楽しい時間を過ごしたのです。I’ve had the time of my life〜♩ってやつです。ダーティ ダンシングの主題歌です。行ったのは16年前ですが、いまだにわたしの人生ベストの出来事。で、そこで、わたし、視力が悪かったので、本職のみんながいとも簡単に見つけられる生き物が見つけられず、経験値が違うから当然なんだけど、悔しかったので帰国してレーシック手術を受けた。やってよかった。目が悪いままだったら夕方のゴルフボール見えなかったからここまでハマらなかったかもしれない。なんせ、0.01の近視、乱視、斜視と三拍子揃ってたので。

 

もうすぐ本題です、あとちょっとプロローグ。ペンギンが鳥ってつい忘れがちなんだけど、というわけで、鳥がもともと好きで、まあ生き物なんでも好きなんだけど(ニンゲンが最も不得意)、ゴルフを始めて、初めて知ったのです。ゴルフ場には鳥がわんさかいる!!!って。そしたらゴルフ仲間に『日本野鳥の会』の会員がいたから、そのひとに連れられて 探鳥会 ってものに何度か参加したのです。文字通り、鳥を、探す、会。これまた本職のひとたちが教えてくれるんです。鳥の姿はもちろん鳴き声だけでも。しかも鳴き声って派手ないわゆるさえずりってやつだけじゃなく、ジジジジジって地味な地鳴きという声まで判別して教えてくれる。神様でしょう。そんな経験しちゃったら俄然ゴルフ場でも鳥の素性を知りたくなるってもんで。ずーっと思ってた

 

ゴルフ場で探鳥会しなきゃ!

 

って。だって、これはトリキチでゴルキチなわたくしの使命だと思うのです。真面目なこというと、ゴルフ場は環境破壊してないってことを証明できるかもしれない(後述)。よく、念ずれば通ずとかいうけど、思ってるだけでいいわけないじゃん。しつこくしつこく会うひと会うひと言い続けるのが大事だねええ。バードリサーチというNPO法人に会員登録したとき、聞かれてもないのに「ゴルフ場にいる鳥を識別できるようになりたい」って書いたら、定型文のメール以外に個人的にお返事くださったのが今回せんせいになってくださった神山(こうやま)さん。「ゴルフ場にはオシドリが多くいると聞いて、前々から興味がありました」とおっしゃるではありませんか!「ザ・渡りに船」です。さあさあ、やっと本題に入りますよ。

 

開催しました。ゴルフ場で探鳥会。まずはお試しで野鳥の会会員のいるマグレガーカントリークラブにて。6月8日、早朝5時から。マツシタさま、何から何までありがとうございました。これからもよろしくお願い申し上げます。そんでそんで、今の時期は残念ながらカモ類(渡り鳥/日本では『冬鳥』)はカルガモとオシドリ(どこにも渡らない『留鳥』)を除いてみんなシベリアに戻っちゃってるので、冬の間は賑やかだったお池に大きめの鳥たちはいませんが、この時期は繁殖期。ウグイスを筆頭に小鳥たちの激しい鳴き声をみなさん聴いていると思います。てことで狙いは小鳥。特にホトトギス、ホオジロあたり。

 

さて、せんせいとスコープ。みんなそれぞれ双眼鏡は持ってますが、遠くの小鳥はスコープ頼み。そんでね、せんせいが小鳥をこのスコープの中にビシっと捉えるでしょ、そうすると「みなさん、どうぞ」って言う意味で「入りました」って言うんです。丁か半かってやつじゃありませんよ。これ、野鳥関係の専門用語です。初めて探鳥会に参加したときにその言い方が嬉しすぎてジタバタしました。入りましたって。まさに鳥が入ってるんだから。うまいこと言う。 探鳥会のときは図鑑を持ってくといいです。だいたい小型版だけど、大判を持ってきた偉い子もいました。でもこの偉い子は途中で眠くなってたなあ笑。

 

小鳥狙いだったんだけど、なんと、マグレガー初の猛禽類がこの日最初に目視できた子だったのです。ビックリ。しかも発見者はシロウト。素晴らしい。というわけで、オオタカでございます。あまりに遠くから撮ったので写真は不鮮明ですが、スコープに入れていただきましたので確かです。なんとなく雰囲気で。

 

いきなり今日イチが出ちゃった感じです。出てくる順番完全に間違ってます。みんな一気に目が覚めて大コーフンでした。

 

お次はホオジロ これも遠いからわかんないっしょ。別のゴルフ場で撮ったやつ載せときます。すっごい鳴いてて可愛かったの。

 

そして水墨画みたいになってるヒヨドリ。ヒヨドリはみんなゼッタイに見たことあるし聴いたことあるはす。ピーヨ!って激しい声だから。 頭モサモサ赤ほっぺちゃん。 昨年の春に撮ったやつを。

 
 
 
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#赤ほっぺ と #桜 #ヒヨドリ かな #brownearedbulbul #bulbul #cherryblossom #ソメイヨシノ

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『#ヒヨドリかな』とか書いてるから、1年前はまだ全然わかってなかったんですなあ。感慨深い。

 

ちなみにヒヨドリの滑空姿。波状飛行という効率的な飛び方です。短く羽ばたいて上昇⇒翼を畳んで少し滑空。これ、畳んでビヨーンってなったところです。可愛い♡

 

それにしても早朝のゴルフ場は、この日はちょっともやってたこともあって、とても幻想的でした。 あ、この、桃色のおねいさんが、カワセミを目撃したそうです。他の誰も見られなかったので前に撮った子を載せときます。はあああ美しい。

 

どこまでがホンモノでどこからが水の中なのか。 13番と14番の間にある池。よく『シグネチャーホール』と申しますが、こちらは『シグネチャーホール間』。申し遅れましたがわたくし『シグネチャーホール間』推進委員長をつとめております。間を探し続けております。闇じゃないよ間だよ。 このお池にいたのがカイツブリ。写真に写ってるのは幼鳥です。親も全長約26cmと超小型なので見つけるのが大変。しかも潜水して魚や虫などの獲物を捕食するので、そこにいたと思ってもすぐ消える。そんで全然違うとこから出てくる。 この子を必死に追うニンゲンたち。 別のゴルフ場で撮った親鳥を参考までに。かっこいいの。

 

2時間ほどゴルフ場の中を探索して確認した鳥は全部で19種。目視できなくても鳴き声で識別できたものも含まれます。ここでまた野鳥関係の専門用語。探鳥会の締めくくりには必ず『鳥合わせ(とりあわせ)』をします。この日の鳥たちをみんなで確認しあうわけです。んで、「センダイムシクイが出ましたねえ」とか言います。先ほどスコープを鳥にセットしたときは「入りました」でしたが、確認した鳥を言うときは「出ました」です。たぶんみなさんなんとも思わないでしょうけど、オタクとしてはこういうのがたまらないんですわ。ちなみにセンダイムシクイの鳴き声は、「焼酎一杯グイー」とか「疲れたビー」などと聞きなしされます。あ、聞きなしも専門用語です。動物の鳴き声、主に鳥のさえずりを人間の言葉に、時には意味のある言語の言葉やフレーズに当てはめて憶えやすくしたもの。なので時代や場所が変われば変わるもの。「びょうびょう → ワンワン」と「バウワウ(bowwow)」ですね。

 

こちら、今回の『鳥合わせ』の用紙。

 

さっき言ってた「環境破壊」うんぬんっていうのは、たとえば、ここ、マグレガーカントリークラブは千葉の山の中にあるわけです。なので周囲にいる鳥はシジュウカラみたいな森林性の子たち。でも、ゴルフ場には草原性のホオジロがいた。実は日本で最も減っているのは森ではなく草原なのです。となると、ゴルフ場が新たな草原として機能する、新しい自然環境を創り出したといえるかもしれないのです。 by 神山せんせい。本当にありがとうございました。これに懲りず今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

なんせね、ゴルファーってやたらに悪者扱いされてるでしょ。なかでも環境破壊とか声高に言うひとたちもいるわけです。なにもわかってなくても『環境』ってなにかを攻撃するとき振りかざすのにちょうどいいカードだから。でもゴルフ場に限らず環境問題については慎重に発言しないといけません。なにが真実か、実は誰にもわかっていないことも多い。いまの文明を、電気のある生活を、捨てられないんだからね。そこから目を背けるためにいろいろ言ってる場合もある。まあ難しいです。だから、わたしも声高に「ゴルフ場が新たな草原を!褒めて!」とは言いません。ただ、ゴルファーのみなさんに、心のなかで「そういうの、悪くないじゃん」って、へへって思ってもらえたらいい。迫害されても、「役に立ってることもあるもんね」って静かに思っていただければ。

 

今回のお試し探鳥会、初めての体験だったみなさんも楽しんでもらえたみたいで、きっとみんなこれからは、ラウンド中にゴルフに集中しすぎず、いい感じになるんではないかと。てか、鳥の声に集中しすぎちゃうだろなー。わたしみたいに。ようこそ!歓迎いたします! とにかく、なんとなくね、ちょっとでもいいからボールとかピンとか以外のものにも目を向けて欲しいわけです。なぜなら屋内競技じゃないから。せっかくお外で遊んでるんだから、楽しそうなことぜーんぶ享受するのが吉だと思うのです。なんとなーく、あ、あれ、こないだ書いてあった鳥だ!とか、ほんとに「焼酎一杯グイー」って言ってる!とか思うと、気分転換にもなります。ダボ打ったら上空を見上げろってことです。トリ叩いたらシグネチャーホール間を探せと。楽しくなるから。騙されたと思ってぜし。お願いします。

 

伝えたいこといっぱいありすぎて。すみません。辛抱強く最後まで読んでくださりありがとうございます。御礼に『シグネチャーホール間』の森と水辺を。

著者

大隈 里砂(リサオ)

大隈 里砂(リサオ)

元インドア文学少女からの、遅咲き・狂い咲きゴルファー。フォトグラファーであり、イラストレーターでもあり、コラムニスト。アーティスト気質の視点は、一種独特の表現にゴルフ業界内でも多くのファンをもつ。その狂った?ゴルフへの愛情の一部をご紹介して行きます。

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